2012年12月8日土曜日

浅間高原自動車テストコースの写真

昭和32年に作られた浅間高原自動車テストコース。

第2回浅間火山レースが開催され、翌年昭和33年には、MCFAJ第1回全日本クラブマンロードレースが、さらに昭和34年に、第2回クラブマンレースと第3回浅間火山レース同時開催・・・。

そして大藪春彦の小説「汚れた英雄」の冒頭シーンほかで登場する、北野晶夫がリヤカーにレーシングマシンを載せて現れたあの浅間のコースです。

日本のオートバイレースの原点とも言うべきコースですが、上記のわずか3年間のみレースで使用され、あとはテストコースとして利用、その後数年で役目を終えてしまったというはかない歴史があります。

その浅間のコースを昭和44年当時にコース内で撮った写真が公開されています。

当時月刊モーターサイクリストのリポーターをされていたという夢地蔵さんのサイトです。

写真提供:atelier yumejizo


火山灰で雨が降るとスゴイことになるらしいですが(第1回全日本クラブマンレース)、コンディションのいい時なら走ってみたいようなコースですね!


2012年12月7日金曜日

【人物伝】に谷口尚己さんのページを作りました

二輪文化を伝える会、人物伝に谷口尚己さんのページを作りました。

1955年(昭和30年)の第1回浅間高原レース、57年の第2回浅間火山レースに出場。そして1959年のHondaのマン島TTレース初出場の一員として参戦。このレースで6位に入賞し、日本人初の世界選手権のポイントを獲得。

※ちなみに、日本人としてマン島TTレースに初めて出場・完走したのは多田健蔵さん。その年から遡ること29年、なんと1930年(昭和5年)のことでした。

さて谷口尚己さんは、マン島での初ポイント以降もHondaのワークスライダーとして世界グランプリなどで活躍されたので、当然ながらHondaのイメージが強いのですが、実は現役引退間際にはカワサキと契約していたこともあるんですね。

1967年に富士スピードウェイでの日本GP(スタートでエンジンがかからず?リタイヤ)、その後シンガポールGPに出場して優勝を果たしています。

「シンガポールでの優勝で、売れ残っていたカワサキの在庫がきれいになくなったと聞いてますよ。」と筑波のテイストオブフリーランス(2012年6月)でお会いした時に語ってくださいました。

2012年7月の「酒井文人とクラブマンレースを語る会」での谷口さん

2012年12月1日土曜日

1964年のマン島TTレース50ccクラス

一つ前のエントリー「1963年スズキ世界GP・伊藤光夫さんマン島TT優勝の記録映像」のつづき。

1964年の世界GP第5戦イギリス・マン島TTレース50ccクラスの決勝のカラー映像です。

スズキとホンダ、クライドラーの他にトーハツも参戦してますね。
(正直クライドラーというメーカーについてほとんど知らない...)


これも当時のSUZUKIのエンジニア、中野広之さんの「1964年世界選手権レース」(日本モーターサイクルレースの夜明け)とあわせてどうぞ。

優勝はスズキのアンダーソン。予選トップの#18伊藤光夫さんはマシン不調で5位、連覇ならず。#7森下勲さんが3位。
Hondaの#18谷口尚己さんが6位、Suzukiの#2越野晴雄さんは3位につけていながら野ネズミを避け損なって転倒リタイヤ。

2012年11月30日金曜日

1963年スズキ世界GP・伊藤光夫さんマン島TT優勝の記録映像

1963年(昭和38年)に世界GPを戦ったスズキの記録映像です。

エンジン音も当時の本物みたいですね。50ccの甲高いエキゾーストノートが聞けます。
Hondaでは125ccで高橋国光さんも走っています。

Part1は、第1戦スペイン(バルセロナ)、第2戦西ドイツ(ホッケンハイム)、第3戦フランス(グレルモンフェラン)、第4戦イギリス(マン島)の紹介まで。
Part2は、第4戦イギリス(マン島)の125ccと50ccの予選と決勝。

このマン島TTレース50ccクラスでスズキの伊藤光夫さんが日本人として初優勝したのです。
日の丸が揚がってます! 君が代が流れてます!

素晴らしい!

当時のスズキのエンジニア中野広之さんの「TTレ-ス伊藤光夫優勝、50・125ccダブルタイトル獲得」(日本モーターサイクルレースの夜明け)もあわせてどうぞ。



2012年11月28日水曜日

祝 RIDING SPORT 創刊30周年! 伝える会も・・・

ロードレース専門誌ではありますが、RIDING SPORT誌が創刊30周年とのことです。

おめでとうございます!

今月号は「創刊30周年記念特製メモリアルブック」付。



本編よりも先にメモリアルブックのほうを読み込んでしまいました。
私は80年代半ばからのレースブーム・バイクブーム世代なので、同じような方がたくさんいるんじゃないですかね?

*

「二輪文化を伝える会」は、特にレースの話に限定しているわけではないのですが、いつの時代でもレース・競技というのがこの世界を引っ張っていくものと感じています。

もちろん、バイクの世界はレースだけではありません。いろんな楽しみ方があります。鉄道ファンに匹敵するくらい、バイクファンも多様だと思います。その中でレース好きっていうのはほんの一部かもしれません。
でも、やはりレースっていうのは、一般の人にも分かりやすいですし象徴的だと思うのです。

それとレース場に流れるあのエネルギーの塊のような雰囲気。バイク系のイベントは多々あれど、情熱や魂のぶつかり合いみたいなあの独特の空気感は、やはりレースならではと思うんですね。
それが人を惹きつけるし、物事を動かす源になっている。歴史的に見ても。

ということで、これからも、先輩方のレースやバイクに注いだ情熱について、熱く伝えていけたらと思います。

「二輪文化を伝える会」も30周年を目標に、細く長く熱くがんばっていきます!

(まっしま)

2012年11月22日木曜日

第2回ディナーショーは、久保和夫さん with 加賀山就臣選手!

ようやっと第1回の開催報告アップしましたが、ここで第2回のトークイベント「二輪文化を伝える会」ディナーショーについて発表します。

第2回は2013年2月2日(土)に開催します。

ゲストは・・・

昭和30年代に城北ライダースの設立メンバーで、日本の第1期モトクロス時代に活躍し、スズキワークスライダーとして世界GPにも参戦、のちにSRS KUBOの監督としてロードレースライダーの育成にも情熱を傾けられた「久保和夫」さんです。



そして久保さんの愛弟子で、スズキのマシンを駆り、GP250・GP500・MotoGP・SBなどなどのマシンで、全日本・世界GP・スーパーバイク・鈴鹿8耐で活躍、現在も全日本JSBクラスに自チームで参戦されている加賀山就臣選手にも来ていただくことになりました!


場所は第1回と同じくJR品川駅直結のアトレ品川4Fカフェダイニング「トランスファー」です。
時間は午後6時(開場)からの予定です。

詳細・参加申し込みは、イベント情報のページをご覧ください。

久保さんのお話は、今まであまり聞いたことがないので、これはなかなか貴重な機会だと思います。

みなさんのご参加をお待ちしています!

2012年11月21日水曜日

第1回トークショー開催レポートアップしました





なんかブログを少し詳しくしただけみたいになってしまいましたが、ホームページは記録として、ブログは速報としてなので。


伝える会のプレートを持っての撮影にご協力いただいたみなさんです!




さてさて。
ひきつづき第2回を来年2月に開催予定です!

ただいま告知ページを作成中です。
もうちょっとお待ちください。